城ぶら「上田城」!徳川軍を2度も撃退した真田の名城

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

街あるき好きにして、歴史好き。
そんな人たちにとって最高の旅。それが城めぐりのぶらり旅、略して「城ぶら」です。

今日の城ぶらは、歴史ファンならずとも一度は行きたい人気の城、真田家ゆかりの名城、上田城です。

■城語り

まずは、物語りならぬ城語り(しろがたり)から。

上田城と言えば、真田昌幸が徳川軍を二度にわたって撃退した、難攻不落の城として知られています。
築城は1583年。当時、徳川家康に与していた昌幸は、北の上杉への防衛拠点として、ここ上田の地に着目します。
家康に築城を進言すると、その提言は受け入れられ、昌幸は築城を任されました。

だから、上田城は、徳川方の資金を得て築城が進められたんですね。
この後、昌幸は家康を裏切り、二度にわたって徳川軍を撃退するんだから、なんとも皮肉というか、老練というか…。

最初の戦い、第1次上田合戦がぼっ発したのは1585年。
裏切った昌幸に対して徳川軍は8000もの軍勢を送り込みます。このとき真田軍は2000…。
しかし、そこは老練な昌幸。上田城の巧妙な仕掛けもあって、見事に徳川の大軍を撃退しました。

第2次上田合戦は、関ヶ原の戦いのときに起きました。
これまた、家康を裏切って西軍についた昌幸・幸村親子が籠城する上田城に、徳川秀忠の大軍が詰め寄せます。
しかし、これまた昌幸・幸村の巧妙な策略が秀忠軍を押し戻します。秀忠は、上田城を攻めあぐね、関ヶ原の戦いに1週間も遅れるという失態をおかしました。

そんな戦国の奸雄、真田昌幸と幸村ですが、関ヶ原の戦いで西軍が敗れると、やむなく降伏。昌幸の築いた上田城は、徹底的に破却されました。
代わって上田城を治めたのは、昌幸の嫡男・信之。信之は父・弟と袂を分かち、東軍についたため、上田など真田領を安堵されたのです。

その信之も信州松代に移封されると、後にやってきたのが小諸藩を治めていた仙石氏
その仙石氏の手腕によって城の修復が進みました。現在の上田城は、そのときに再建された仙石氏の上田城の遺構です。その後は松平家(藤井松平家)に藩主を変えて、幕末を迎えました。

実は城主となった期間は短い真田家。それでも、その期間の活躍は真田の名を世に知らしめました。
だから上田城は「真田の城」として、いまも人々に愛されています。

■城ぶらり

【東虎口櫓門】

そんな上田城をぶら歩き。真田ゆかりの史跡がたくさんあります。
最も有名なのが、東虎口櫓門。上田城の入り口として威容をほこります。

門右手の石垣にあるのが、真田石。高さ約2.5m、幅約3mの大石です。
真田信之が松代城に移る際に、父・昌幸の形見として持っていこうとしたところ、微動だにしなかったという逸話が残っています。

【眞田神社】

東虎口櫓門を入ると、私たちを鳥居が出迎えてくれます。
真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主を御祭神とする眞田神社です。

でもやっぱりその名の通り、みんな真田が好きなんですね。
真田幸村の兜を模した、巨大な六文銭の朱塗兜が境内にありました。

社の奥に進むと、眞田井戸の遺跡があります。
この井戸からは抜け穴があって、城北の太郎山麓の砦や藩主居館に通じていたという伝説があります。

【西櫓】

さらに奥に進むと、戦国の香りを残す西櫓がそびえ立ちます。
上田城は天守が無いから、こうした櫓が戦の拠点になったと見られています。

他にも、南櫓や北櫓など、当時の威容を偲ぶことのできる見所がたくさんあります。
櫓のなかを観覧すると、矢狭間や鉄砲狭間、石落とし場など、さまざまな仕掛けを観ることができます。
さすがは、徳川軍を2度も撃退した城ですね。

【尼ヶ淵】

個人的に最も好きなのが、「尼ヶ淵」と呼ばれる堀の跡。
上田城南側にはかつて千曲川の分流があり、天然の堀となっていました。

戦国期、徳川軍が上田城を攻めようとしても、この堀がゆく手を阻んだんですね。
いまは埋め立てられて、そのお堀の跡を歩くことができます。

戦国時代はここ、千曲川だったんだよなぁ…。まさに天然の要害、上田城。別名、尼ヶ淵城と呼ばれています。
尼ヶ淵の跡から見上げる櫓と石垣はなんとも壮観。これ、ずっと見ていても飽きないな。真田昌幸・幸村親子の夢の跡を感じることができます。

徳川軍を二度も撃退した真田の本城、上田城。
戦国の合戦を想像しながらの城ぶら、これ、最高ですよ!

ありがとう、上田城! ありがとう、真田家!

■基本情報

名称:上田城
所在地:長野県上田市二の丸
アクセス:JR上田駅から徒歩15分
営業時間:(4月~11月)8:30~17:00、
休業:毎週水曜日(8月~10月の間は無休)
料金:無料 ただし、城内施設観覧は有料

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