城ぶら「和田城」!豪放な親分・和田義盛が愛した三浦半島和田の里

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館長のふゆきです。

全国の城や史跡をぶらり旅する「夢中図書館 いざ城ぶら!」。いま「鎌倉殿の13人」に夢中…。
いざ鎌倉殿ゆかりの地へ!今日の夢中は、城ぶら「和田城」!豪放な親分・和田義盛が愛した三浦半島和田の里です。

■和田義盛

和田義盛(わだよしもり)は、平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した武将です。

三浦氏の一族で、源頼朝が挙兵すると、三浦氏とともに当初から頼朝のもとに参陣しました。
しかし、緒戦の石橋山の戦いでは、大雨の影響で合戦に参加できず、さらに本拠である衣笠城を急襲され、海路で房総に逃れます。

房総で頼朝と合流すると、義盛は頼朝に対して「頼朝公が天下を取ったら、私を侍所別当に命じてください」と嘆願。
後に頼朝が鎌倉で幕府を開くと、その望みどおりに、義盛を初代の侍所別当に任じました。

義盛は、その起用に応えるように、平家追討や奥州合戦で武功を重ねます。
頼朝の死後、2代将軍頼家の代になっても重用され、「鎌倉殿の13人」と呼ばれる13人合議制の一人に名を連ねました。

やがて幕府内で御家人同士の内部抗争が激化すると、義盛にも彼方此方から声がかかります。
そのような中で、義盛は常に北条氏に味方して、その台頭を援けました。

しかしその晩年、その義盛にも北条氏は牙を剥きます。ときの執権・北条義時が義盛を挑発…。
それはやがて、鎌倉殿のいる将軍御所を火で包む戦い(和田合戦)に発展するのです…。

■城ぶら「和田城」

それでは、「鎌倉殿の13人」の一人、和田義盛の居城「和田城跡」をぶら歩きしましょう。

京急「三崎口」駅からバスで和田城跡に向かいます。
バス停「和田」で下車して少し歩くと、神社の境内に「和田義盛の碑」が建っています。
和田義盛の武勇をたたえて、その在所であったこの地に、大正10年に建立されました。

そこから西(海側)へ向かっていきます。すると、目の前に広大な畑が広がりました。
義盛が和田の里に館を置いたのは、この地が三浦半島有数の穀倉地帯であったためと言われます。おそらく開墾も進めたのでしょうね。

さらに西(海側)に進むと、この辺りに義盛の居館があったことを示す「和田城址の碑」がありました。
残念ながら今は城の痕跡は全くありません。この石碑も民家の前にポツンと建っているだけ…。

ただ、この館跡を囲むように、木戸脇、唐池(空池)、出口、赤羽根、矢作などの地名が残っていて、往時を偲ぶことができます。
なお、和田館には木曾義仲の妾・巴御前が預けられて、義盛の妻となって子をもうけたという言い伝えもあります。

さらに進んでいくと、和田海水浴場があります。
「海の武士団」と呼ばれた三浦・和田の一族。ここから船で合戦に出かけたりしたのでしょうか…。

■和田義盛ゆかりの史跡めぐり

少し足を伸ばして、和田義盛ゆかりの史跡を訪れましょう。

ここ「和田」地区には、義盛ゆかりの寺社がいくつか残っています。
1つは、ご祭神として和田義盛を祀る「白旗神社」。義盛の死から50年後の弘長3年(1163)、和田の里の人々が義盛の善政をしのんで建てたとされます。

なお、白旗の名の由来ですが、義盛が文治2年(1186)、平家討伐に出陣し大勝を収め、紅白の旗を建て八幡社に戦勝を報告したことに始まります。
このとき、義盛は城内を開放領民を交えた酒席で戦勝の舞「初声」を舞ったと伝えられます。今もそれにちなんだ「初声」の地名が残っています。

続いて、「天養院」。和田義盛館の鬼門の鎮護として建立されたと伝わる寺院です。
この寺の本尊薬師像は、義盛の身代わりになったという不思議な伝承があります。

和田合戦の折り、総身に傷を負った義盛が痛みを感じず、一同不思議な思いをしたそうです。
そのとき、この薬師像が顔から胸に傷を負い血が流れたといいます。一同は薬師の加護を念じ大いに戦ったと伝えらえれています。

「鎌倉殿の13人」と呼ばれる13人合議制にも名を連ね、鎌倉幕府成立に貢献した和田義盛
鎌倉殿を支えた重臣の一人ですが、その晩年、北条義時の挑発に乗って図らずも挙兵に至ります。

そうした史実から、浅慮で短期…そんな人物像が見えますが、和田の里に伝わる伝承からは違う一面も浮かび上がります。
戦いに勝ったら領民を集めて酒盛りする、豪放で温かみのある親分。そんな義盛像が地元に残っていました。

今日の夢中は、和田義盛が愛した三浦半島「和田城」他ゆかりの史跡を訪れました。
北条義時と和田義盛の戦い「和田合戦」の行方については、また後の「夢中図書館」でくわしく綴ることにしましょう…。

■基本情報

【和田義盛ゆかりの三浦半島史跡めぐり】


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